vol.31「古墳アドベンチャラーズ」'05 Feb 20


ドタバタと慌しい年度末。皆様の事情を考慮して2月〜3月はマターリ進行となりました。
そんな中で出された企画が、エルディーム古墳がらみのクエスト始末。
怨霊亡者がウロウロするろくでもない場所へ遠征隊が殴りこみでございます。


■ 前半戦 〜お嬢さまを守れ〜 ■

リアルでは雪がふり、年度末進行で慌しい昨今、読者の皆様はいかがおすごしでしょうか。
遠征隊では前回ウガレピ寺院での疲れっぷりに見かねまして、ひとまず2―3月は
マターリ宣言が出されることと相成ったわけでございます。

さて、じゃあ、なにをしようかとなって、まっさきに思いついたのが護衛の報酬クエスト。
三国の依頼人から、「ある人物をボディガードしてほしい」とのお願いを請けて、
危険地帯を勝手に動くNPCキャラをアクティブモンスターから守るお仕事であります。

ちなみに報酬が『ミラテテ様言行録』という書物でして、使うと経験値ゲットできるウレシイもの。

というわけで、今回のターゲットはこちらだ!

お名前はCannau様。サンドリアの由緒ある貴族のお嬢様。

ところがどっこい、お嬢様は冒険者にあこがれて危険地帯をほっつきあるく癖がおありなのです。
心配で胃痛気味な感じの執事から依頼を受けて、われら遠征隊がボディガード致します。

それにしてもまあ、随分高価そうなお召し物でございます。

噂の時価1000万ギルはくだらないといわれるノーブルチュニックではございませんか。

「隊長、襲って身ぐるみはいでいいですか?」
「私もやりたいけれど我慢してるから我慢するのだ」
「ハイ(・ω・)」
「隊長と顔似てますけど、こっちの方がずっと(ry」
「その先、口に出したらグーで殴りますよ」
「イヤン(/ω\)」

などとゆー毎度ながらアホな話しをしながらも、護衛ツアー開始であります。

ちなみにカノーお嬢様は冒険者に憧れてらっしゃるのですが、探検するのは
怨霊と亡者の巣くうことで有名なエルディーム古墳でございます。
(まあ、よくもこんなに陰気で不景気そうな場所を選ぶ気になったものです)

当然モンスターはうじゃうじゃいるわけですが、お嬢さまは所詮「冒険者志望者」なので
モンスターに撫でられただけで戦闘不能になっちゃいます。
それなのにお嬢様は傍若無人に勝手に動きまわって下さるわけでございます。
(実際には一定の決められたルートがあるんですが)

で、実際にどんなふうに護衛するかというと、以下のような感じで進んだり。

Maroeur「あのう、カノー様? どうして冒険者になりたいなどと思われたのです?」
Cannau「私は自由にあちこちを見聞してみたいのですわ。家に縛られるのは窮屈で仕方がございませんわ」
Maroeur「はあ。でもここ本当に危ないんですよ? もう少しクフィムで修行された方が……」
Cannau「問題ございませんわ。これでも武芸のたしなみはございます」
Maroeur「………ホントかなあ(・ω・)」(ぼそっ)
Cannau「なにかおっしゃいまして?」
Maroeur「いえいえ、なんでもありません。ああそうだ、ところで――」

↑という感じで世間話をして足止めをしている時、
くだんのお嬢様から200メートルほど離れた部屋の中では……

「敵発見! Revenant、3!」
「攻撃開始! 火力を集中して各個に撃破!」
「急げ! マルーの話しのネタがつきる前に掃除しておくんだッ」

という感じでして。まあ、修羅場っております。

ちなみに30分の時間制限がついてたりするので、のんびりできなかったり。

Cannau「あら? 前のほう、なんだか騒がしくありませんこと?」
Maroeur「(ぎくっ)そっ、そんなことはないですよ。気のせいじゃないですか?」
Cannau「でも冒険者としてはとても気になりますわね」
Marouer「(あー、行っちゃダメ、危ない危ない危ないッ)
    そそそ、そうだ、カノー様はお菓子とかなにがお好きですか?」
Cannau「また唐突ですわねえ・……ああ、そうそう。不死鳥のやどり木亭で出すクッキーご存知?」
Marorer「わあ、【興味があります】。よかったらお話くださいませんか」

頑張れマルー。作戦の成否は君の世間話にかかっているのだ。
そしてその頃、先行する前衛部隊は。

「通路制圧、クリアーです!」
「リンクパールで後方のマルーに連絡を。お嬢様少し動かしてください」
「偵察隊報告! 広間入り口にHellHound発見!」

「攻撃開始! お嬢様が歩いてくる前に撃破して!」

……カノー様の目の届かない場所では血みどろの戦闘が展開されていたりするわけで。

Cannau「それにしても亡者の救う古墳と聞いてきましたのに、なにもいませんわねえ」
Maroeur「あ、あはは・……そうですねェ(みんな大丈夫かなァ)」

「よーし、最初の広間だ!」
「KaとBloodSoulがいます!」
「お嬢様を広間入り口で足止めしてと後方に連絡!」
「了解、攻撃開始!」

ボコスカボコスカ。まさにボコスカウォーズ。

すすめーすすめーものどーもー♪ じゃまなーてきをーけちらしー♪

すすめーゴールにむーけーてー♪ ひーめーさーまーまもるのだー♪<

ボコスカウォーズの主題歌はさりげなく遠征隊隊歌だったりします。

激烈な戦闘の末、お嬢様がいらっしゃる前になんとか敵は掃除。

石碑を調べていたお嬢様、顔を見てるとまだまだ物足りないようです。

Cannau「つまらないですわ。もっと奥におもしろいものがあるかも」
Maroeur「ええっΣ(・ω・) この先ってば本当に危ないですよ」
Cannau「あら、危険なところに踏みこむのが冒険者ですわ」
Maroeur「は、はあ、そうですね(て納得しちゃイカン)ど、どうせならお話しながら行きませんか?」
Cannau「あら、まあ、それでもよろしくってよ」
Maroeur「(ふえーん、みんな頑張れー)」

「キシャーヽ(`Д')ノ  まだ奥に進むってか!?」
「前方にTombWolf! うは、強くなってきてる」
「力押し! 力押し! 潰せ潰せ! ワハハハハハハ」

前衛部隊、アドレナリンが出まくっています。

てな具合でお嬢様の進行ルートを何事もないようにきれいに掃除していきまして。

Cannau「あら、おしゃべりに夢中になるとせっかくの時間がつぶれちゃいますわ。
     急ぎましょう、この奥がなんだかおもしろそうですわ」
Maroeur「あああ、ちょっと待ってください。念のために御払いしてから(汗)」

必死に時間を稼ぐマルー。一方その頃。

ボコスカボコスカボコスカ。

力押しで進路をクリアーにしていきます。ああ忙しい。

最後はDarlStalkerやUtukkuが巣くう広間に到着。
次元殺でヒィヒィ痛い目にあいながらも、なんとかお掃除成功。

奥地まで来てようやく満足したお嬢様。
Cannau「はい、護衛していただいた証明書ですわ。執事に渡して下さいまし。
    まあ、この様子だと護衛なんて必要なかったわ」
一同  「………(-ω-)」

散々振りまわされた遠征隊、これっきりにしたいものの。
クエストをこなせるのは一度に1パーティだけ。入り口まで戻って二度目の護衛です。

Cannau「それでは参りましょう。仲間の方もご一緒に・……」
Itsuka 「(むんずッ)まだ行っちゃダメです(ゴゴゴゴゴゴ)」
Cannau「えっ、でも危なくなんか……きゃあ、な、なんですの!?」

Itsuka 「Fenril君、OK出るまでお嬢様くわえておいて」
Fenril 「バウ」

……まあ、引止めには成功して、二週目も無事に成功。


■ 後半戦 〜呪いのリボンをお払いせよ!〜 ■

さて、無事に護衛クエストは終わりましたが、今回、古墳に来たのにはもうひとつありまして。

それが「呪われたリボン」クエストであります。

ウィンダスの雑貨屋でもらったパープルリボン。
これがどうやら死者の呪いがかかっているらしく、持っていると不気味なことが起こるそうで。
鑑定を依頼した鼻の院のKerutotoさん曰く、

「とっとと持ち主に返して御払いしてきて! うるさくって夜も眠れないわ!」

へいへい、わかりました。というわけで、古墳の中央を目指して進撃開始です。

徘徊するKaを力押しで粉砕しながら、古墳中央に到着。
この砂利を敷き詰めたような場所に、地下に落ちる隠し穴があるのです。
(ところで、この砂利みたいなの、実は人骨なのだそうです。うわーん、コワイコワイ)

地下に落ちると、Kaが待ち伏せ。問答無用で先制攻撃!

とりあえず邪魔な亡者は蹴散らして、古墳の奥でふわりと輝く人骨を発見。
ああ、きっとこの人骨がリボンの持ち主に違いありません。
きっとリボンのよく似合う女の子だったのでしょう……とか思ってリボンを返した途端。

ずぼーんとLich C Magnusが登場。

チョット待てェ。アンタが持ち主なのかッ!?

持ち主さんのアップです。ブキミです。ジジイ顔です。激しくイヤです。
仕方が無いので、力づくで成仏してもらいました。チーン(-人-)

出てきたNMを倒すと、パープルリボンがブルーリボンに変わっていました。
これできっと呪いも解けたのでしょう。めでたしめでたし?

ちなみに一度に一人ずつしかクリアーできないので、リボン持ちの人が順番でお弔いです。
(リボン何本あるんだというツッコミはこの際ヤボというものであります)

連続ではNMを沸かすことができないらしく、人骨を囲んで待機する遠征隊。

Tico   「連続では出来ないみたいですね。何分間隔なのかなあ」
Pomzoo「やはりエルディームだけに」
Tico  「だけに?」
Pomzoo「5分じゃないかなあと」
Lumina 「……エルディームごふん?」
Pomzoo「(こくこくと首を振る)」
一同   「……(-ω-)」

てな会話をはさみながらも、リボン所持者は約一名を除いて全員がNM沸かしてクリアー。
特別な武器でもあるリリスロッドも二つドロップして、まずまずの戦果です。

ちなみに、クリアーできなかったお一人は、ダジャレを言ったPomzooさん。
どこかで話しの聞き忘れがあったらしく、NMが湧きませんでした。なーむー(-人-)

Pomzoo「……orz」

何故でしょう、自業自得という気がしますが(・ω・)また今度リトライですな。


■ 延長戦 〜古墳の宝の鍵を取れ!〜 ■

そんなこんなでクエストを終わらせた遠征隊一同でありますが、
この後有志で居残りをして、古墳のコッファー鍵取り&スキル上げということになりました。
Shantouさんが暗黒騎士をめきめき上げてLV50になったので、アーティファクトのお年頃なのです。

TombWarrior(骨)とか、Spriggan(亡者)とか、Haunt(幽霊)とかをボコっていき、
開始後30分ぐらいで運良く「古墳の宝の鍵」がぽろりとドロップ。

その後、さらにもうひとつ鍵が出たり、皆さんのスキルがあがったりで。延長戦も滞りなく終了。

目だった波乱もなく、今回の冒険を終えることができました。参加の皆様、おつかれさまでした!


というわけで、今回はクエスト絡みの冒険の様子をお届けしました。
「呪われたリボン」クエストは随分前から未クリアになっていたので、今回でスッキリした方も多いと思います。

それにしてもPomzooさんがクリアできなかったあたり、やっぱりオチがつくのですネ(-ω-)

それでは、次回のガゼットでお会いしましょう。

GoodLuck&GodSpeed!