2002年最後の遠征は、ラングモント峠を越えてみました。
なかなかに波乱万丈な雪見ツアー。果たして目的地は?
ラングモント峠とは……
実際にはトンネルでつながれた部分が多いラングモント峠は、
長い間、『北壁』を越える唯一の道とされ、王立騎士団によって厳重に守られてきた。
しかし、二百年ほど前、オーク族が山越えする別ルートを開拓し、続々と軍勢を送り込んできたため、
サンドリア王国はそれまでの南下政策を中断し、北辺の護りにも兵力を削がねばならなくなった。
名前の由来は、楽園の扉は『北壁』の向こうにある、との噂を真に受けた修道士ラングモントが、
己の拳で掘った、という伝承による。
(ヴァナディール観光案内)
極寒の地。フォルガンディ、そして、バルドニア。
ここへたどりつくには、ラングモント峠を越えねばなりません。
2002年最後の遠征は、「雪見ツアー」と称しての峠越えとなりました。
と、まあ、「雪見」と言えばピクニックな感じですが、遠征隊にとって、
このラングモント峠には、深い深ーい因縁がございます。
実は峠越えの遠征は、チームチョコボさんと合同で以前にも行われたのです。
その当時の平均レベル25。10人パーティでのアライアンス。
そして、その結果はというと……
もちろん全滅しました。
最後まで残っていた者の話しでは、コウモリが30匹はリンクしていたそうです……
ということで、実は今回の峠越えは遠征隊にとって雪辱戦でありました。
レベル40になったばかりのTico隊長を始めに、準備に余念がない隊員たち。
新しく入った方々に加え、いつでも駆けつける遠征隊シルバーナイトのKohji隊員、
そしてハイレベル白魔道士である「韋駄天クィーン」ことMayakko隊員もかけつけ、
いよいよ、峠越え出発です!
【入ったら戻れません、花崗岩の扉】
【雪辱! 雪辱! ……とゆーか蹂躙?】
そんな声が漏れるほど、あっさりと抜けてしまった峠越え。
まあ、前回の時に比べれば、2倍近いレベルになってるわけで、当然といえば当然。
ちょっとはずんだ息を整え、期待に胸をふくらませて、先へ先へと駆けていく遠征隊。
【そして、トンネルを抜けると、そこは……】
【ブリザードでした(爆)】
【「見えない! 見えない!」「みんなどこ?」「隊長、地図がありません!」】
……参加者の9割が地図無し状態でした。
はぐれたら即座に遭難でございます。こんな装備でどこまで行くのか?
とりあえず雪見しか考えていなかったTico。最終目的地を聞かれて……
隊長、隊長、それって、敵の本拠地なんですけど……
とはいえ誰も止める者なし。そうです、ここまで来たら行くとこまで行ってみるのです。
かくして、「雪見ツアー」⇒「ズヴァール城見学ツアー」とあいなったわけでございます。
【突貫! 突貫! 皆で戦えば、怖いものなど……】
【……いえ、ごめんなさい。ドラゴンだけは勘弁です】
ボスディン氷河では、たび重なるブリザードに悩まされ、
昼なお暗いザルカバードの地では、我が物顔でうろつくLostSoulを慎重に始末し、
丘の向こうからのっそり出てきたドラゴンを見て蜘蛛の子を散らし(爆)
ようやく……
【「わあ……あれがズヴァール城か……」】
あれこそ悪の本拠地。闇の王の居城。
でも待ってください。そこに行くまでの道、なんだか……
えらく剣呑なモンスターが待ち伏せしてるように見えるんですが。
さすがにあの只中に飛びこんでは、次々にリンクを起こして全滅は目に見えてます。
かといって、現在のレベルでは、戦闘をして突破しようにも、戦力不足です。
せっかくここまで来たのに……遠くにそびえる黒い城を見ながら、そう思ってると。
「俺、先行します。Mayakkoさんは援護して。みんなは後をついてきて」
さらりとカッコイイことを言ってくれるKohji殿。
さすが、シルバーナイトの称号は伊達ではありません。
というわけで。
【走れ! 走れ!】
【流血! 流血!】
走れ走れ! もうすぐ正門!】
短くも長い駆け道を抜け、なんとか無事にズヴァール城へころがりこむことに成功。
いやはや、とんだ強攻突破です。
ついに、ここまで。
初めて来たズヴァール城。ひっそりと静まり返っていました。
ついに、ここまで……ちょっとした興奮で、隊員の皆が、顔を見合わせます。
【そして、恒例の記念撮影】
【Tancyan、こっそりと隠れてたり】
帰りはホラの岩へひとっとび。
テレポの光に包まれながら、ズヴァール外郭の奥を見つめ、
誰しもがきっとこう思ったことでしょう……<
「今度来るときは闇の王を倒しに来るからね!」
というわけで、2002年最後の遠征は、無事に成功を収めました。
これも皆様のおかげでございます。今後とも、どうぞヨロシク。
それでは、次回のガゼットでお会いしましょう。